R20(20歲未滿閲覽禁止)としてゐたが、再考した結果、
成人對象(20歲以上の讀者を對象とする)とした。
15歲未滿には、保護者の檢討を勸めるか、惱んだ。が、註はwebと統一する事にした。但し、奧樣は眞魚は、
18歳未満の方のアクセスは固くお断りしてゐる。Amazonのレーティングがそれしか無いんだよ。でもやらうとしてゐる事は、同じか——と言つても滑稽ぢやない、
はいを押すだけの確認なんて?(だからと言つて、註やレーティングを施さない理由にはならない)
自分がいかに賣る事に意慾が無いか、思ひ知つた。見ず知らずの他人に奬めるつて、難易度が高過ぎるし——そもそも、說明のしやうの無いものではないのか、小說とか詩とかつて。少なくとも、書き手がする事ではない。コピーライターや賣子でも傭つた方が、まだましに感じた。
自分で感動したと言ふのは良いが、感動しますよ(感動させます)と言ふのは、酷く滑稽に映る。
私には强みも、賣るべき何も無い。
だからする事は、無くなつた。
リュックを輕くして歸る、それが目標だ。
元々は文学フリマ批判の記事を讀んで憤慨してゐたのだが、同時に出店者としての責務を果せない(聲が小さい事、トークが出來ない事、宣傳の出來ない事)自分に、底冷えしてゐた。——私は、展示販賣する事の必要性を感じてゐなかつたのだ。
そこで、短い思想を重ねた結果、今後、所謂同人展示卽賣會には參加しない事にした。出展者としても、來場者としても、だ。元々その世界には興味は無かつたし、アマチュアの作品ならwebで間に合つてゐる——そして、私が讀んでゐる・讀みたいのは、出版社を通した作品だ。イベントに參加するための費用・體力の懸念もある。さすがにコミックマーケットレベルの雜沓には、入つて行きたくはない。
目新しい作品よりも、私は私の好きな傾向のある作品を讀みたい。でもその傾向すら言葉で說明出來ないもので、困つてゐる。日常のディティールを活かした作品、技術書なんかは、個人出版でも讀んでみたいがね。無いなら無いで手持で用を足すし、でなければ自分で創るだらう。
webでの公開で、私の慾は滿たされてしまつた。
何某かになりたくて、ポーズを取つてみはするのだが、いつもどこかで冷めてしまふ。
——でも本は好きだし、自家用には印刷を續け、同人誌みんなのかなづかひには投稿を續けようと思ふ。
準備として、ブースに貼る名前や品書を作成するのは、すごく樂しい。これだけでかでかと揭げるなら、目標の全册頒布も出來るだらう、といふ自信が涌いてくる。せつかく申込んだのだから、この分は出店者として、頑張る。