眞に服せよ後書
- リハビリ。每囘言つてゐる氣がするが。
- 「僕の眞實」ではなく、「眞實の僕」。
- 自分を認めたくて、犯罪に手を染める人もゐる。
- 癡漢は、他人の身體を身勝手に弄ぶ、性犯罪である。頭では理解してゐたつもりだつたが輕く捉へてゐて、だから和順萌絵氏の記事を見た時ははつとした。公共の場で、晝夜を問はず、日常的に。どれ程恐ろしく、深刻な問題か。
- 短編に投稿できさうと考へてゐたが、規約をよく見たら
また、投稿者本人が著作権を持つ作品に限ります。
觝觸してるぢやんか!
- 商業にしろ、趣味にしろ、コンテストや投稿は完全に絶たうかつて言ふね。何度も書いてゐるが。
- 未練が斷切れずにゐるから「迷ふ」。よし、關はりを絶たう。
- 後書で意圖した狙ひまで語つちやふのつてどうなの、つて思つたけど、讀者が全部汲み取つてくれるわけはないし、さう考へれば記錄しておくのは大いに意味がある。特に商業作家を目指す人は、編集者やスポンサーにそこのところもちやんと說明できなきやいけないだらうから、決して恰好惡い事ぢやないんだな。
- 久し振りに投稿サイト――小説家になろう、カクヨム、エブリスタ、ステキブンゲイ、ノベルアップ+、NOVEL DAYS――を見て廻つたが、JavaScriptが有效でないとまともに機能しないサイトが殆ど。
- 貸し本棚といふサービスも知つたが、簡素さで言つたら星空文庫に敵はない(これの良いところは、投稿・讀書に徹してゐる事と、ライセンスを促進してゐる事)。
- なぜ「投稿」と「讀書」を分離して特化しないのか。なぜエディタ(SaaSS)を開發・統合してゐるのか。なぜアクセスに焦點を當てないのか(作品を利用し易くしてゐる投稿サイトには滅多に出會はない――といふのも、著者や出版社が獨占できない、つまり金にならない事を恐れてゐるからだらう)。
- SaaSS(ソフトウェア代替としてのサービス)について:そのサーバはいったい誰にサーブするのか? - GNUプロジェクト - フリーソフトウェアファウンデーション
- テキスト主體のくせに、輕量でもなければ、簡素でもない。
- How We Should Growでも述べられてゐるやうに、自分たちでコミュニティなり何なりを創らなきやいけないやうな氣がしてね。この慘狀を見てゐると。
- 漠然と「讀者」と言つてみても、誰でも良いわけぢやないから。そこなんだよね。どうやつて人と人は出逢ひ、集まるのだらう?
- springはThe Small InternetやA Book of Proverbsで具體的な數字を擧げて交流の例を示してゐるけれど、確かに現實的な「人間サイズ」だとさうなるんだらう。普通に生活してゐたら。よく投稿サイトでコネでのビューやポイント稼ぎを妬んでゐる人がゐるけれども、そりや、“營業”に時間が使へる人が有利なのは當り前だろつて(私とて不正な手段を容認する氣は無い)。顏が廣いのも實力のうちだろ、“仕事”つて事を考へたら。名刺配つたり飯⻝ひに行つたり、どれも營業の現場ぢや日常茶飯事。作家はただ椅子に坐つて原稿打つてるだけつて、そんなわきやない(さういふ作家がゐたとして、マネージャーや編集者が手廻ししてゐるだらう)。接待を過剩に强ひられるのも理不盡だけれども。社交が上手くできず、上手く廻してくれるパートナーもゐないとしたら、そこで滿足するしかない。現狀が理不盡だと感じるなら、代替案を考へ(社交を圓滑にするのか、社交依存の社會を變へるのか)、實行に移さなければならない。不滿だけでは世界は變らない。
- 「文章を讀む人間が少ない」嘆きもさうで、これが問題なら生活習慣から變へるやう促さなければならない。
- Easy Modeは賣込みとは對極の位置にある。一方で、誠實な讀者、評價を得たいとしたらどうすれば良いか。多分、それは、普通に知合になるのと同じやうに、こちらから興味のある人に近寄つて行つて、聲を掛ける事になるんぢやないかなあと思ふ。待つてるだけぢや寂しい。結局のところ、書き物が繫ぐのは人間の心だから。書き物が――作家が何を提供できるかつて言つたら、それは人の內面の變化、ぢやないのかな。自分と彼の、人生を少しだけ良くするために、私たちは書いてゐるんだよ。そして「自分を知つて欲しい」といふ交流欲があるから、私たちは書き物を手渡すんだ。
眞に服せよ補足・改訂履歷
- 2023年3月12日:公開