話の構成

J.GARDEN56で買つた小說の中にの無い話があつた、といふ事を公開しようとしてゐたが、そもそも自分が好きな・萌える作品でないのだから、作品の眞價を適切に讀む事ができないのは當り前だなと思つて、割愛)

構成に絡む「テーマ」と「こだはり」

コミティアに出展する作品の下書を終へたばかりだけれど、上記は自分にも痛い話。コンセプトと「書きたかつたシーン」に基づいて書いてみたは良いが、「山場」など無い話だ。2部構成になつてゐるが、2部は早くイベントに申込みたい餘り、すごく「焦つて」書いてゐた。1部は比較すればじつくり書いてゐたつもりだが、それでも書き切れないのではといふ恐れが常に纏はり附いてゐた。淡々と物事が進んでいく話。しかし、「流れ行くまま」「稀薄」といふのは、この作品の一つのテーマみたいなところがあり、意圖的に「盛上り」を設ける事は、寧ろできないと思つた。

私が作品を書く時に意識してゐるのは、「オチ」と「餘韻」である。どのやうな展開であれ、謎が明示され、事實が開示され、多少なりともの驚き——低い滿足があつて、最後に何か美しい(面白い)一言で終らせられるなら、それで良いといふ氣がしてゐる。

他人の作品にも期待するのは、やはり「美しい一言」ではないだらうか。どこかで書いたと思ふけれど、私はWebサイト第二倉庫の真木さんの作品にすごく影響を受けてゐて、短くても讀み應へ(滿足感)があつて、ご本人が言ふやうなただのエロ小説で濟まされない事は明白だつた。好きな作品は何度か讀返してゐたし、その自然體な一人稱は、私の中に馴染んでいつた。讀むならこんなだらうなと思ふけれど、“BL”ではとてもぢやないが、同じ滿足感は得られないと確信してゐる。

「BL」といふジャンルから見た期待は、「萌え」でしかない。その萌えが滿たされなければ、何だこれ、といふ事になる。

「性癖に刺さらなかつた」のが詰らないと感じた原因だと言はれたらそれまでなんだが、ぢや「刺さる」作品を讀まないと參考にならないぢやないか!笑 でも殘念ながらSF系人外の小說つて無かつたんだよな〜。いや、私が見附けられなかつただけかも知れん。「人間に見える」人外を除外したらかなり少ないんぢやないかな。漫畫でさへ2件だつたし。今一番熱いのは機械系人外なので、その話を讀みたいし書きたい。

「自分が何に萌えるか」「何を讀みたい(書きたい)か」。「萌える」といふ事を意識すると、必然的に、自分の萌えがどんなものか模索しながらの創作になる。

自分なりの創り方

浮んだ結末に向かつてひた走つていく。辿り著く事に必死過ぎて樂しんでゐる暇が無い。本末顚倒か?

多分「執著」とか「溺愛」とかメジャーな傾向が好きなんだらうが、自分で書くなら“戀愛”ではない(見えない)ものを書きたいと思ふ。ただ愛を語らつても詰らんし。話の中身があつて、漸く「驅引き」ができる。その「中身」がね〜難しいんだけど笑。

構成は語り

話の構成としては、「萌え語り」と同じで、「どこの、どの部分が、なぜ萌えるのか?」を詰めていくと、自然と「話の流れ」になる氣がする。ただベッドに誘ふにしても、その前後の流れといふものがあつて、相手にも都合の良い日、惡い日、行爲の途中に邪魔が入る日といふのもある。澁々玄關口で對應してみせても、實は自分が招いた客人で、すつかり忘れてゐたけれどパートナーの記念日だつた、とか。色々湧いてくるわけだ。私はもう「戀愛」は書かないけれど〜上手くやつてゐたパートナーを始末する事になつたが、云年前に賴んでゐたプレゼントのキャンセルをすつかり失念してしまひ、「その日」に「邪魔」として亂入してくる。小包の中身を見て走馬燈のやうに思ひ出が驅巡る主人公。思ひ止まるか、一日延ばすか、それとも……。振返らうとした主人公の後頭部には、硬い感觸。そして……みたいな。驚き度は低いだらうけど、「逆轉」はあるでせう? そして世の中に「純愛」など無い事が知らされるのだ笑。で、それ人間同士でやらなくても良いからね!(人外故のヘンな生活の描寫から始まつてどんどん文字が增えていく、ま人間に「僞裝」しても良んだけど)

私は「謎」「祕密」が大好物なので、種が詰らなくとも何とか仕込めないかなあ、とは考へてゐる。

たつた一言、言はせたい科白のために話でつち上げる事もあるから……笑。創作つてそんなものでは!

話を先に思ひ附いた場合は、割りとキャラつてどうでも良い。名前附けるのが面倒臭いまである(本當に)。一人稱の場合は人稱代名詞で良いんだが、三人稱はさうもいかなくて(代名詞でも良いが、話が分り難くなる可能性はある)、「人物」に焦點を當てた表現だなあと思ふ。キャラには覺えあつた方が書き易いよなあ、と短篇の下書を終へて感じた。誰が何言つてるか分らないつてそれ、印象が稀薄つて事だからね。

私は「キャラクターの心の中を書きたくない」時は三人稱にしてゐる。何考へてるか分らない方が萌えるでしよ、笑。戀愛展開があるとしても、それが最初つから判つてゐたら詰らない。だから(百合やBLを含めた)「戀愛」ジャンルつて面白くないんだよね。戀愛以外のジャンルで不意に出て來たら萌える「驚く」。それが私の性癖。

宣傳は「ロボット・人工知能が主人公」。しかし、人外の生態を理解して書くのは至難の業。といふ事で「人間」の視點を借りて書く事はある……あくまでメインは人外と主張する笑。