ジャンル考

「配置希望」の選定

私が見たいのは「ロボット」だ。で、探すとしたら、眞つ先に浮ぶのは「SF」だらう。だから、(このジャンルが存在する事に)私は滿足してゐるし、自分が參加する時も迷ひ無く選擇できた。

カタログを買つて、氣になるサークルをピックアップしてみても、“自分の列”に集中してゐて、超ラッキーだと思つた。見るにしても書くにしても、自分の好きなものに滿たされてゐるジャンルで活動できるのは、とても嬉しい事だ。

私は自分の作風を的確に表はす言葉を知らないが、それでも私と同じものを求めてゐる人が賴りにできる道標は提供できる。

頒布物の具體性と規模

SFジャンルに配置されてゐるサークルは殆ど「青年マンガ」にもぶつ込む事はできるが、敢へてさうしないのは、描寫對象が限定(明確化)されてゐるからだ。「少年マンガ」「少女マンガ」「青年マンガ」「その他・ノンジャンル」は漠然としてゐるが、逆に「ファンタジー」「SF」「エッセイ」などは內容に言及するジャンルで、その分有利である(と私は感じてゐる)。

サークル數も影響する。殊「青年マンガ」「ファンタジー」は數が多い分、參加者の混雜が起き易く、サークルも埋もれがちだ(ちなみに、コミティアのジャンルで配置サークルが最も多いのは、マンガではなく、イラスト系)。

「SF」と一言で言つてもその作風、解釋は作品ごとに異なり、多岐に亘るが、ある程度傾向を絞り込む事で讀者(作家)も限定できるし、數は多過ぎず少な過ぎず、ちやうど良いと感じる。サークル數が少ないつてのは、讀者としては哀しい事なのだけれど、一方で買ふのが樂になるから好き笑。

ロボット、人外は「その他」「青年マンガ」あたりにも見受けられるが、やはり配置サークルが多いので見落す事があるし、混雜した中を步きたくないから足が遠退きがちだ。カタログでキーワード檢索できるのが一番良いのだが、コミティアのWebカタログは任意のキーワードを設定できないやうだ(私はWebカタログを利用した事がないし、今後も利用するつもりは無い)。

「ジャンル」か「配置(讀者層)」か?

私は書きたいもの(好きなもの)と理想の讀者層が合致してゐるので(と思ひ込んでゐる)違和感は無いが、周圍とのギャップを感じるサークル(作家)は存在する。實際のところ「ジャンル」はジャンルにあらず、あくまで「配置希望」とコミティアも言つてゐるのだから、「讀者が何を求めてその配置に來るのか」を讀むのが適當な氣がする。あるいは、自分が讀みたい作品の近くに行くとかね笑。それでも良い氣はする。

でも私のはキャラ藝なので「その他」「ファンタジー」あたりに行つた方が受けさうな感じはするなあ。かた〜い話だつたらSFのまんまでも……どうだらう。私好みの小說とは飜譯小說で、ミステリやハードボイルドなのだ。自分がさう書けてゐるかはともかく、ハードでクールなら「青年マンガ」が當りさうではある。實際、展示に使ふ看板には「全年齡」とは書けず(理想の讀者層が20歲以降なので)、「靑年向け」とした。次囘のサークルカットからは「全年齡」の記述は削除する。「靑年向け」と「成人向け」つて紛らはしいけどな。率直に「エロ」とは書けないのか?

「文芸」に行かないのは、私が文藝を讀まないから笑。關心の無いジャンルに行つても仕方無い。そこで賣れたとしてもそれ程嬉しくないと想像できる。退屈。

イ類融合産業(M30a)とXENONISM(M30b)がBLジャンルに行つてしまつたのは殘念だが、傾向としてはその方が適當だし、賣れるんだらうなと思つてゐる(前者は18禁エロ漫畫が主。後者は150で本を買へなかつたので、傾向を知らないが、サークルカットを見る限りカップリング物)。キャラの屬性つて大事だけど、それ以上に賣れる・受ける傾向つてあるからな。戀愛・エロは、それに特化したジャンルの方が賣れるのは言ふまでもない。

さてさて、「現實」はどうなるか。樂しみだ。