HTMLとGemtextの比較

HTML (Living Standard — Last Updated 27 April 2022)Gemtext (Speculative specification v0.16.1, January 30th 2022)
マークアップ必須6つの行種があるが、ただテキストを書くだけでも良い
文法エラーがある(大抵のユーザーエージェントは補完し、參照不可能になる事はないが、アクセシビリティは低下する)實質的に文法エラーは無い
インライン(行內)マークがあるインライン(行內)マークが無い
見出しの上限レベルは6見出しの上限レベルは3
メタ情報、コンテンツ間の關係性を明示できるメタ情報、コンテンツ間の關係性を明示できない
樣々なマークを用ゐる事で、多樣な表現(情報提供/取得)が可能マークでできる表現(情報提供/取得)は限定される
フッタ(奧附)、聯絡先など文書構造を明示できる
  • 行內の强調やフッタ(奧附)などのマークがあるため、ユーザーエージェントはそれらを判別でき、文書構造の把握がし易い(抽出したり、スキップしたり、非表示にしたり、配色を變更したりできる)
フッタ(奧附)、聯絡先など文書構造を明示できない
  • 行內の强調やフッタ(奧附)などのマークが無いため、クライアントはそれらを判別できず、文書構造の把握がし難い(抽出したり、スキップしたり、非表示にしたり、配色を變更したりできない)
セマンティック(意味論)的な可讀性は人間と機械が持つ。例:コンテンツ間の關係、引用元セマンティック(意味論)的な可讀性は人間のみが持つ。例:コンテンツ間の關係、引用元
CSSとの連携で文書を讀み易くできる(設定の自由度が高い)
  • 著者のスタイルシートを無效化できる
  • 讀者のスタイルシートを上書できる
スタイルシートは利用できない
  • クライアントを設定する事で文書を讀み易くできるが、CSSの自由度には劣る
見出しや段落間の餘白は指定單位で、著者/讀者が制御してゐる見出しや段落間の餘白は行單位で、著者が制御してゐる
ソース內のスペース(空白文字)は一つに纏められる(全角のスペースは無制限に描畫される)スペース(空白文字)は無制限に描畫される
ソース內の空行は描畫されない空行は無制限に描畫される
サードパーティリクエスト(外部リソースの讀込)ができるサードパーティリクエスト(外部リソースの讀込)はできない
スクリプト他、テキスト以外の何かの實行ができるスクリプト他、テキスト以外の何かの實行はできない
テキスト以外のメディアが提供できるテキストのみ提供できる
マークアップを確認する手間がある書いてアップロードするだけ
仕樣が複雜なため、ユーザーエージェントの開發は難しい仕樣が簡素なため、クライアントの開發は容易